倉敷
和と洋が織りなす美しい町並み。
大小の島々と穏やかな内海。
生活に密着した実用性と簡素なたたずまいを「用の美」として称える精神性が息づく、クラフトマンシップと人々の丁寧な暮らし。
倉敷を訪れる人は街のいたるところでそうした「日常の美しさ」を感じ取ることができます。
倉敷市の歴史は今から400年前、瀬戸内海の大小の島々と海に囲まれた地を干拓し、塩分に強い綿花を植えたことから始まりました。
綿花栽培はその後、紡績業、織物業として発展し、繊維産業で富を得た企業家による日本初の私立近代西洋美術館や民藝館等の建設、美しい町並みの保全・活用などにより、伝統と近代性の融合する日本有数の文化都市が形成されました。
また、何百年にもわたり培われてきた繊維製品の高い生産技術を生かして、真田紐、足袋、帆布製品、学生服、デニム製品、い草製品と、時代とともに多彩な繊維製品を生み出す日本一の繊維産地としても発展を続けています。
特に、近年世界的人気となったプレミアムジーンズの一大産地であり、日本におけるデニムの首都として海外からも多くの愛好家が訪れています。
そうした倉敷の人と風土が紡ぐ11のブランドがパリに集い、民藝と繊維のまちならではのデニム製品や帆布を使ったバッグなど、多彩なプロダクトを期間限定で展示販売します。
使って美しく、使うほどにいとおしい。
倉敷の魅力を是非手に取り、感じてください。
出展一覧
11 brands
- EDGE OF LINE
- 倉敷野菜染研究所
- Z-JEANS
- TAKEYARI
- BLUE SAKURA
- MARUGO
- igusaism
- KURASHIKI GYOKKADO
- 倉敷真田紐
- kojima beri
- 倉敷おからクッキー
日本列島各地の伝統工芸は、モノを芸術の域まで高める「ものづくり」の価値観を原点としています。
本展では、日本人の生活に欠かせない三つの要素「衣・食・住」の観点から、紹介される品を実際に手に取ってご覧になれ、また作品の販売も実施します。
倉敷市からは高田織物(kojima beri)、大島屋(Igusaism)、丸五(MARUGO)、WHOVAL(BLUE SAKURA)が参加。1月24日(金)には、畳縁や真田紐を使ったワークショップも開催いたします。
主催 | 一般財団法人 自治体国際化協会パリ事務所 |
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開催期間 | 2020年1月21(火)~2月1日(土) |
実施会場 | パリ日本文化会館(101 bis quai Branly 75015 Paris) |
参考URL | https://www.clairparis.org/fr/ |